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髪型を変えてみたいけれど、どんなパーマが自分に合うのかわからない――そんな悩みを抱える男性は多いのではないでしょうか。数あるパーマの中でも、自然な仕上がりと扱いやすさで人気を集めているのが「ベーシックパーマ」です。
本記事では、ベーシックパーマの特徴やメリット・デメリット、デジタルパーマやツイストパーマなどとの違い、さらに人気のスタイルや料金相場、スタイリング方法まで徹底解説します。
初心者でも挑戦しやすく、仕事でもプライベートでも好印象を与えられるベーシックパーマ。あなたの理想のメンズヘアを見つけるための参考にしてみてください。
ベーシックパーマとは?その特徴・メリット・デメリット

ベーシックパーマの仕組みと一般的な特徴
ベーシックパーマは、髪の毛に薬剤とロッドを使ってカールを作る、もっとも一般的なパーマの方法です。髪内部の結合を一度切り離し、ロッドで巻いた形に合わせて再結合させることで、自然なカールや動きを与えることができます。
仕上がりはナチュラルで柔らかい質感が特徴で、無造作に整えても立体感が出やすい点が魅力です。スパイラルパーマやツイストパーマのような強い個性を出すよりも、日常に馴染むスタイルを求める人に向いています。
また、髪の長さや毛質を問わず対応しやすいため、メンズの幅広い層に取り入れやすいのもポイントです。
初心者にもおすすめな理由
ベーシックパーマは、パーマが初めての男性にも取り入れやすいスタイルです。理由は大きく3つあります。
- 自然な仕上がりになるため、イメージチェンジしつつも派手になりすぎない。
- スタイリングが簡単で、朝のセット時間を短縮できる。
- ビジネスシーンでも違和感がない落ち着いた印象を与えられる。
特に髪型に大きな変化をつけたいけれど失敗は避けたい、そんな人にとって安心して挑戦できるパーマといえます。
ベーシックパーマのメリットとデメリット
ベーシックパーマを検討する際は、良い点と注意点を理解しておくことが大切です。以下にまとめました。
項目 | メリット | デメリット |
スタイル性 | 自然な動きとボリュームが出る | 強いカールや個性的な質感は出にくい |
スタイリング | セットが簡単で時短になる | 髪質によっては思った通りに仕上がらない場合がある |
汎用性 | ビジネス・プライベート両方で好印象 | デザイン性の高いパーマに比べると変化が控えめ |
持ち | 髪質により2〜3か月持続 | 髪のダメージが進むと持ちが悪くなる |
ベーシックパーマは、「自然さ」や「扱いやすさ」を求める人に向いています。逆に、強いインパクトや独特なカールを求める場合は、スパイラルやツイストなど別の種類を検討すると良いでしょう。
ベーシックパーマと他パーマの違い

デジタルパーマとの比較:かかり方やスタイリング性をチェック
ベーシックパーマとよく比較されるのがデジタルパーマです。大きな違いは「かけ方」と「仕上がりの質感」にあります。
ベーシックパーマは、薬剤とロッドを使って化学反応でカールを固定します。そのため、濡れているときにしっかりとカールが出やすいのが特徴です。スタイリング時には、水やスタイリング剤で髪を少し湿らせると動きが再現しやすくなります。
一方、デジタルパーマは熱を加えながら形を作るため、乾いた状態でカールがしっかり出るのが魅力です。ブローでふんわり感を出しやすく、女性に人気がありますが、メンズでも長めの髪を活かしたい人にはおすすめです。
まとめると、短髪やナチュラルに仕上げたい場合はベーシックパーマ、髪の長さを活かした柔らかいスタイルを作りたい場合はデジタルパーマが向いています。
ツイスト・スパイラル・波巻きなど多彩なパーマとの違い
ベーシックパーマは「自然さ」を重視した仕上がりですが、ツイストやスパイラル、波巻きといった特殊系パーマは強いデザイン性や動きを求める人に向いています。
- ツイストパーマ:毛束をねじりながら巻くことで、立体感のある無造作ヘアに。ワイルドさを演出したい人向け。
- スパイラルパーマ:ロッドにらせん状に巻きつけるため、縦に落ちるようなカール感が特徴。個性を出したい人に人気。
- 波巻きパーマ:毛束を波のように交互に巻くことで、トレンド感のある柔らかい動きを作れる。韓国風ヘアにもよく合う。
これらに比べると、ベーシックパーマはナチュラルで扱いやすく、失敗のリスクが少ない点が魅力です。
シーン別で考えると、ビジネスでもプライベートでも好印象を与えたいならベーシックパーマ、ファッション性や個性を強く出したいならツイスト・スパイラル・波巻きがおすすめといえるでしょう。
メンズに人気のベーシックパーマスタイル

ナチュラルなニュアンスパーマで柔らかい印象に

ベーシックパーマの中でも特に人気なのが、ニュアンスパーマです。髪全体にゆるやかな動きをつけることで、自然体でありながら柔らかい印象を演出できます。
スタイリングも簡単で、軽くワックスやムースをなじませるだけで程よい束感と動きが出るのがポイント。直毛でボリュームが出にくい男性でも、ふんわりとした立体感を作れるため、爽やかさとオシャレ感を両立できます。
ビジネスシーンでも好印象の短髪ベーシックパーマ

短髪にベーシックパーマをかけると、清潔感を保ちながら立体的な動きをプラスできるため、ビジネスシーンでも高い人気があります。
サイドや襟足をすっきりさせてトップに軽いカールを加えるだけで、真面目すぎない柔らかな印象に。セットもジェルやワックスを薄くなじませるだけで整い、毎朝の時短にもつながります。
「仕事で好印象を与えたいけれど、普段はおしゃれも楽しみたい」そんなニーズに応えてくれるスタイルです。
ツーブロックとの組み合わせでトレンド感UP

近年人気が高まっているのが、ツーブロック×ベーシックパーマの組み合わせです。サイドを刈り上げ、トップにパーマをかけることで、すっきりとした輪郭と柔らかな動きを両立できます。
特に、軽く毛先を遊ばせるようなスタイリングをすれば、都会的で洗練された雰囲気に仕上がります。オンオフどちらでも対応できる万能さが魅力で、プライベートではラフに、ビジネスではきっちり感を出すなどアレンジの幅が広いのもメリットです。
ベーシックパーマのオーダー・施術プロセス

美容師に希望を伝えるときのポイントと注意点
ベーシックパーマを成功させるためには、事前のカウンセリングでの伝え方が重要です。曖昧な表現ではなく、以下のような具体的な要素を美容師に伝えると理想に近づきます。
- どんなシーンでの印象を重視したいか(ビジネス/カジュアル)
- 強めかゆるめかなど、カールの希望度合い
- 髪の長さや日常のセット時間に合わせたスタイル希望
また、スマホで参考写真を見せるのも効果的です。ただし、髪質や骨格によって全く同じ仕上がりにはならないため、「イメージに近づける」感覚で相談することが失敗を避けるコツです。
施術の流れとロッド選定の考え方
ベーシックパーマの一般的な施術の流れは以下の通りです。
- カウンセリングで仕上がりイメージを確認
- シャンプーで余分な汚れや皮脂を除去
- ロッドで髪を巻き、薬剤を塗布
- 放置時間を経て中和剤で形を固定
- ロッドを外し、仕上げのスタイリング
ロッド選定は仕上がりを大きく左右するポイントです。太めのロッドならゆるやかなナチュラルカールに、細めのロッドならしっかりとした動きやボリュームが出せます。自分の髪質と仕上がりの希望を踏まえて、美容師に最適なサイズを選んでもらいましょう。
施術後のスタイリングとヘアケアの基本
パーマ後の髪はダメージを受けやすいため、適切なケアが必要です。
- シャンプーは48時間空ける:パーマを定着させるための基本ルール。
- 保湿力の高いトリートメントを使用:乾燥を防ぎ、カールをきれいに保つ。
- スタイリングは軽く湿らせてから:ワックスやムースを毛先中心になじませると自然な動きが出やすい。
また、ドライヤーは根元からしっかり乾かし、毛先は握るようにして乾かすとパーマの立体感が活きる仕上がりになります。
ベーシックパーマにかかる料金相場と施術時間

料金の目安と施術時間の一般的な目安
ベーシックパーマの料金は、サロンの立地やスタイリストの経験によって幅がありますが、一般的には5,000円〜10,000円前後が目安です。カット込みで設定されていることが多く、都心部の人気サロンでは1万円を超える場合もあります。
施術時間はカウンセリングから仕上げまで含めて約1.5〜2時間程度。髪の長さや毛量によって多少前後しますが、初めての方でも大きく時間がかかりすぎることはありません。
まとめると、
- 料金:5,000円〜10,000円
- 所要時間:1.5〜2時間
がひとつの基準になります。
費用を抑えるための工夫とサロン選びのコツ
できるだけ費用を抑えたい場合は、以下のような工夫がおすすめです。
- キャンペーンや学割を活用:新規客向けの割引や学生向けプランがあるサロンも多い。
- 平日昼間の予約:時間帯割引を行っている場合があり、通常より安く施術できることも。
- カットモデル・パーマモデル募集を利用:スタイリストの練習に協力する形で、低価格または無料で受けられるケースもある。
また、サロン選びでは料金だけでなく、スタイル事例や口コミのチェックが重要です。ベーシックパーマは仕上がりの自然さが魅力なので、ナチュラルなパーマの実績が豊富なサロンを選ぶと安心です。
ベーシックパーマを活かすスタイリングのコツ

スタイリング剤の選び方:ジェル・ワックス・ムースなど
ベーシックパーマを長持ちさせ、魅力を最大限に引き出すにはスタイリング剤の選び方が重要です。髪質や仕上がりのイメージに合わせて使い分けましょう。
- ジェル:ツヤ感とホールド力が高く、ビジネスシーンに最適。短髪パーマとの相性が良い。
- ワックス:束感や無造作な動きを出すのにぴったり。軽めのファイバー系やマット系を使えば自然な印象に。
- ムース:水分を含むため、カールを復活させたいときに便利。ナチュラルなニュアンスパーマを活かすならおすすめ。
自分の髪質(柔らかい・硬い)や求めるスタイル(清潔感・無造作感)に合わせて、1〜2種類を常備して使い分けると失敗しにくいです。
朝の時短にも!簡単ヘアセットのポイント
ベーシックパーマは、スタイリングが簡単なのも魅力のひとつです。忙しい朝でも以下の手順でスムーズに仕上げられます。
- 髪を軽く濡らし、タオルドライで水気を取る
- ドライヤーで根元から乾かし、毛先は軽く握るように乾かす
- スタイリング剤を少量手に取り、毛先からなじませる
- 束感や動きを整えて完成
特に重要なのは、髪を一度湿らせること。寝ぐせをリセットし、カールをきれいに出すために効果的です。慣れてくれば5分程度で自然な仕上がりが再現できるので、時短にもつながります。
ベーシックパーマQ&A:よくある疑問を解決

髪質が固い・柔らかい場合の対処法
髪質によってパーマのかかりやすさや仕上がりは大きく変わります。
- 髪が固い場合
薬剤が浸透しにくいため、やや強めの薬剤や放置時間の調整が必要です。ロッドも細めを選ぶことで、しっかりとカールが出やすくなります。 - 髪が柔らかい場合
ダメージを受けやすいため、弱めの薬剤や大きめロッドを使って自然な動きを出すのがポイント。髪に負担をかけないケア剤を併用すると、持ちが良くなります。
どちらの髪質でも、美容師に「自分の髪質の特徴」をしっかり伝えることで、最適な施術方法を提案してもらえます。
ベーシックパーマの持ちや施術後のメンテナンス
ベーシックパーマの持ちは、一般的に約2〜3か月が目安です。ただし、髪質やスタイリングの仕方によって変わるため、日常的なメンテナンスが大切です。
- パーマ後48時間はシャンプーを控える:カールを定着させるために必須。
- 保湿重視のシャンプー・トリートメントを使用:髪の乾燥を防ぎ、パーマを長持ちさせる。
- 定期的なカットで毛先を整える:伸びてくるとカールの形が崩れやすいため、1〜2か月ごとに整えると良い。
また、スタイリング時に髪を軽く濡らしてからムースやワックスを使うと、カールが復活しやすく持ちがよくなるのでおすすめです。
ベーシックパーマをさらに楽しむアレンジ術

ツイストやスパイラルをミックスした最新スタイル
ベーシックパーマをベースに、ツイストやスパイラルを部分的にミックスすると、より動きのあるデザインに仕上がります。トップはベーシックでナチュラルに、サイドや前髪はツイストやスパイラルを加えてアクセントを作るなど、部分ごとに強弱をつけるのがポイントです。
このアレンジは、普段は落ち着いた雰囲気を保ちつつ、休日やイベントではスタイリング次第で一気に華やかさを出せる万能スタイル。“ナチュラル+個性”を両立したい男性におすすめです。
カラーとの組み合わせでより個性的に
ベーシックパーマにカラーをプラスすると、さらに雰囲気が変わります。例えば、アッシュ系カラーを合わせれば透明感のある柔らかい印象に、ブラウン系カラーなら落ち着いた大人っぽさを演出できます。
特に動きのあるパーマスタイルは、光が当たったときに色味が立体的に見えるため、カラーとの相性が抜群です。髪色を少し変えるだけでも、カールの表情が際立ち、よりスタイリッシュな仕上がりになります。
ただし、パーマとカラーを同日に行うと髪に負担がかかるため、施術の順序や間隔を美容師に相談することが大切です。
まとめ:ベーシックパーマで理想のメンズヘアを手に入れよう

ベーシックパーマは、ナチュラルで扱いやすい仕上がりが魅力の定番スタイルです。髪質や長さを問わず挑戦しやすく、ビジネスでもプライベートでも好印象を与えられる万能なパーマといえます。
また、ニュアンスパーマのように柔らかい雰囲気を出したり、ツーブロックと組み合わせてトレンド感を高めたりと、アレンジの幅も広いのが特長です。さらに、ツイストやスパイラルを部分的に取り入れたり、カラーと合わせることで、より個性を演出することも可能です。
初めてパーマに挑戦する方も、すでにパーマ経験がある方も、自分のライフスタイルや求める印象に合わせて選べば、満足度の高いスタイルを手に入れられるでしょう。
ベーシックパーマで、自分らしい理想のメンズヘアを実現してみませんか?