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「ニュアンスパーマをかけたはいいけれど、スタイリングがうまく決まらない」「毎朝セットに時間がかかりすぎる」――そんな悩みを持つメンズは少なくありません。ニュアンスパーマは自然な動きと抜け感が魅力のヘアスタイルですが、正しいスタイリング方法を知らないと思うような仕上がりになりません。本記事では、失敗しないスタイリングのコツを3つに厳選し、美容室でのオーダーの伝え方から忙しい朝でも再現しやすいセット手順まで、今日から使える実践的なノウハウを紹介します。
ニュアンスパーマとは?他のパーマとの違いを解説

ニュアンスパーマは、強いカールや巻き感を出すのではなく、「自然な動き」と「やわらかいボリューム」をつくるためのパーマです。毛先に軽くカールやうねりをつけ、ラフで抜け感のある雰囲気に仕上げるのが特徴です。
一般的なパーマ(しっかりめのカール)との大きな違いは、カールの強さと束感です。スパイラルパーマやツイストパーマのように「巻いてます感」は出さず、ストレートヘアとパーマヘアの中間くらいのニュアンスを狙います。そのため、ビジネスシーンでも浮きにくく、スタイリング次第で清潔感とおしゃれさを両立しやすいヘアスタイルです。
ニュアンスパーマの特徴と仕上がりイメージ
ニュアンスパーマは、強いカールやはっきりしたウェーブではなく、「地毛っぽいゆるい動き」と「柔らかい質感」をつくるパーマです。毛先中心に緩めのカールを入れることで、無造作な束感や空気感が生まれ、スタイリング次第でラフにもきれいめにも仕上げられます。
仕上がりのイメージとしては、ドライしただけで軽く動きが出る、カチッと決めすぎず抜け感がある、前髪やトップにふんわりとしたボリュームが出る、横から見たシルエットがきれいになるといった点が特徴です。「パーマ感は出したいけれど、やりすぎ感や古さは避けたい」男性にちょうど良いバランスのスタイルと言えます。
メンズのどんな髪質・顔立ちに向いているか
ニュアンスパーマは、直毛〜ややクセ毛・普通〜やや柔らかめの髪質と相性が良い傾向があります。硬毛や多毛でも可能ですが、ボリュームが出やすいため、量感調整と弱めの薬剤選定が重要です。ダメージが強い髪はカールがダレやすいので、美容師と相談しながら施術強度を決めましょう。
顔立ちでいうと、丸顔・面長・ベース型などほとんどの輪郭をナチュラルに補正しやすいのが特徴です。丸顔はトップに高さを出して縦ラインを作り、面長は前髪を少し下ろして横のボリュームを強調するとバランスが整います。シャープな顔立ちには、ゆるい動きで柔らかさを足すことで優しい印象を演出できます。
くせ毛でもニュアンスパーマ風にできるか
くせ毛でもニュアンスパーマ風の質感は十分に再現できます。もともとのうねりや動きを活かしつつ、カットとスタイリングで整えるイメージです。くせ毛を「抑える」のではなく「デザインとして活かす」ことがポイントになります。
そのままでは広がりやすいくせ毛も、量を調整したカットと、オイル+ワックスなどのスタイリング剤を使うことで、ゆるくラフなニュアンスに寄せられます。くせが強くて扱いづらい場合は、「くせ毛を活かす前提の弱めパーマ」や前髪・トップだけポイントでパーマをかける方法も有効です。美容室では「くせ毛を活かしてニュアンスパーマ風にしたい」と具体的に伝えると仕上がりのイメージが共有しやすくなります。
ニュアンスパーマに必要な長さとおすすめヘア型

ニュアンスパーマは、髪の長さが足りないとカールがきちんと出ず、ただの寝ぐせのように見えてしまいます。目安としては「短髪すぎないショート〜ミディアム」がベストと考えておくと失敗しにくいです。特に前髪とトップにある程度の長さがあると、動きや抜け感が出しやすくなります。
おすすめのヘア型は、マッシュ、センターパート、ナチュラルなショートウルフなど、ベースカットに丸みやレイヤーが入っているスタイルです。逆に、刈り上げ部分が多く全体がかなり短いベリーショートは、ニュアンスパーマよりもスパイラルやツイストなど強めのパーマ向きなので、美容師と相談して長さをキープしながらデザインを決めることが重要です。
前髪・トップ・サイドごとの最低限の長さ目安
ニュアンスパーマをきれいに動かすには、各パートに最低限の長さが必要です。長さが足りないと、カールが出にくかったり、狙った方向に動かせなかったりするため、カット前の目安を押さえておきましょう。
| パート | 最低限の長さ目安 | 仕上がりのイメージ |
|---|---|---|
| 前髪 | 眉下〜目にかかる程度(7〜9cm) | 流し前髪・センターパートのゆるい動きが出しやすい |
| トップ | 指でつまんで第一関節を超える程度(8〜10cm) | ふんわりボリュームとランダムな動きを出しやすい |
| サイド | 耳に軽くかかる〜耳半分隠れる程度(5〜7cm) | 頬まわりに柔らかいカールをつくりやすい |
短すぎるベリーショートや刈り上げ部分には、基本的にニュアンスパーマはかけにくいため、ツーブロックにする場合も上に残す部分は上記の長さをキープしておくと安心です。
マッシュ・センターパートなど相性の良いベース
ニュアンスパーマは、ベースとなるカットとの相性で仕上がりが大きく変わります。特に相性が良いのは「マッシュ」「センターパート」「ツーブロック〜ショートレイヤー」など、毛先に動きを出しやすいスタイルです。なりたい印象からベースを選ぶと、オーダーやスタイリングがスムーズになります。
マッシュベース:柔らかく今っぽい王道モテヘア
丸みのあるマッシュは、ニュアンスパーマとの相性が抜群です。重さが残るシルエットに、毛先のゆるいカールが加わることで、韓国っぽい雰囲気や中性的な柔らかさを出しやすくなります。直毛でペタっとしやすい髪でも、トップにボリュームが出せるため、頭の形の補正にも向いています。
センターパート:大人っぽい抜け感スタイル
前髪を真ん中〜ややズラして分けるセンターパートは、ラフにかけたニュアンスパーマで一気にこなれた印象になります。ストレートだと硬く見えやすい骨格でも、顔周りにほどよいカールが入ることで、目元が柔らかく見え、小顔効果も期待できます。ビジネス〜デートまで幅広いシーンで使いやすいベースです。
ツーブロック・ショートレイヤー:清潔感と動きを両立
サイドや襟足をすっきり刈り上げたツーブロックや、全体を軽くレイヤーで動かしたショートスタイルは、「爽やかさ」が欲しい人におすすめです。ニュアンスパーマでトップと前髪にだけ動きをつけると、清潔感をキープしながら、セットが簡単で立体感のあるシルエットになります。ビジネスシーンでも受け入れられやすい組み合わせです。
ビジネスでも使いやすいニュアンスパーマ例
ビジネスシーンでは、動きがありつつも清潔感ときちんと感があるニュアンスパーマが好まれます。ポイントは「耳周り・襟足はすっきり」「前髪は目にかからない」「ツヤ感のあるスタイリング剤を使う」ことです。
具体的には、前髪長めマッシュにゆるめのスパイラルをかけて、前髪を軽く流すスタイルや、センターパートにニュアンスパーマを合わせて額を見せるスタイルが定番です。どちらもパーマのカールを強く出しすぎず、ストレートとパーマの中間くらいの柔らかな動きを意識すると、オフィスでも浮きにくく、商談やオンライン会議にも対応しやすくなります。
美容室で失敗しないためのオーダーの伝え方

美容室でニュアンスパーマをオーダーする際は、「お任せ」にせず、写真・長さ・セット頻度の3点を具体的に伝えることが失敗防止のポイントです。
まず、理想に近いスタイル写真を2〜3枚用意し、「このくらいの動き」「この束感」など共通点を美容師に共有します。次に「前髪は目にかかるくらい」「耳は少し隠れるくらい」など、残したい長さを数字やパーツで指定します。
さらに「毎朝5分以内でセットしたい」「ワックスは苦手なのでオイル中心で」など、普段のセット時間や使いたいスタイリング剤、職場の雰囲気(ビジネス寄りか、カジュアル寄りか)も伝えると、強さ・カール感・ボリュームの出し方を美容師が調整しやすくなります。これらを事前にスマホのメモにまとめておくと、カウンセリングもスムーズです。
理想のニュアンスや質感を言語化するコツ
ニュアンスパーマは「ふわっと」「やわらかく」など感覚的な表現になりやすく、言葉だけだと美容師とイメージがずれやすいスタイルです。失敗を防ぐポイントは、質感・動き・ボリュームの3要素を具体的な言葉と写真で伝えることです。
質感は「ツヤ・束感・ラフさ」の軸で言語化できます。ツヤ感は「マット(ツヤなし)〜ナチュラル〜しっかりツヤ」、束感は「ほとんど束感なし/ほどよく束を出したい/しっかり束感を出したい」、ラフさは「きれいめ(整った印象)/少し無造作/かなりラフで動き強め」で表現します。
動きとボリュームは場所と強さで伝えます。動きを出したい場所(前髪/トップ/後頭部/サイド)と動きの強さ(ほぼストレート寄り/ゆるく曲がる程度/毛先がしっかり曲がる程度)、ボリューム(トップだけふんわり/全体ふんわり/横は抑えて縦に高さが欲しい)を具体的に指定します。
「理想の画像(2〜3枚)」と「NGイメージ(1〜2枚)」をセットで見せると、好みの「境界線」を明確に伝えられます。
ベースのヘアスタイルと量感をどう伝えるか
ベースのヘアスタイルと量感は、ニュアンスパーマの仕上がりを左右する最重要ポイントです。今の状態と目指したい形を、美容師にセットで伝えると失敗が減ります。
現在のヘアスタイル(髪型・長さ・分け目)を具体的に共有し、「どの写真の、どんなシルエットになりたいか」を見せながら伝えます。ベースカットの有無でも仕上がりが変わるため、「今日はカットも一緒にお願いしたいです」と最初に伝えることも重要です。
量感はパーツごとに「重い・軽い」と「動かしたい場所」で伝えます。前髪・トップ・サイド・襟足それぞれについて、ボリュームや軽さの希望を具体的に指定します。写真を使う場合は、「形」と「量感」のどちらを真似したいかも一緒に伝えると誤差が減ります。
セット頻度とライフスタイルを共有する重要性
スタイリングの頻度やライフスタイルを共有すると、パーマのかかり具合やカットの軽さを美容師が調整しやすくなります。毎朝5分しかセットに時間をかけられないのに、アイロン前提の細かいパーマをかけてしまうと、再現が難しく「失敗した」と感じやすくなります。
毎日ワックスを使う人や、営業職・接客業で「清潔感重視」の人には、動きを抑えめにしたり、前髪のボリューム位置を変えるなどの微調整が可能です。ライフスタイルの共有は、「似合う髪型」だけでなく「自分で再現できる髪型」に近づけるために重要なポイントです。
ニュアンスパーマの基本スタイリング方法

ニュアンスパーマのスタイリングでは、「乾かし方」と「スタイリング剤のなじませ方」が仕上がりを大きく左右します。難しいテクニックよりも、毎回同じ手順で再現することが重要です。
基本の流れは、
- シャンプー後にしっかりタオルドライ
- 乾かしすぎないようにドライヤーで根元中心に乾かす
- 7〜8割乾いた状態でスタイリング剤をなじませる
- 形を整えたら、触りすぎずにキープする
この4ステップを押さえておけば、どのニュアンスパーマでも大きく外すことはありません。次の見出しで、それぞれの工程をもう少し具体的に解説していきます。
タオルドライからドライヤーまでの流れ
ニュアンスパーマは、タオルドライとドライヤーの使い方で仕上がりが大きく変わります。まずシャンプー後は、ゴシゴシこすらず、タオルで髪を挟んで水分を「押し出す」イメージで優しく拭き取ることが重要です。この時点で水滴が落ちない程度まで、しっかり水気をオフしておきます。
その後、ドライヤーは根元から先に乾かすのが基本です。前髪・トップの根元を立ち上げるように、ドライヤーの風を下から当てながら、指で軽く持ち上げて乾かすとパーマの動きが出やすくなります。毛先は完全に乾かし切らず、少し“しっとり・半乾き”くらいをキープすると、カールの質感が柔らかく保てます。スタイリング剤をつける前のこの土台作りが、セットのやりやすさとモチの良さを左右します。
スタイリング剤の選び方と付ける順番
ニュアンスパーマの質感を最大限に活かすには、「何を使うか」と「どんな順番でつけるか」の2つが重要です。基本は、ベースにツヤや保湿を与えるアイテム → 動きを出すアイテム → 仕上げ・キープ力のアイテムという流れを意識すると、失敗しにくくなります。
ニュアンスパーマに合うスタイリング剤の種類
| 種類 | 質感・特徴 | 向いている仕上がり |
|---|---|---|
| ヘアオイル | ツヤ・しっとり、広がりを抑える | ウェット・色気のある質感 |
| ミルク / クリーム | 柔らかくまとまる、ナチュラル | ふんわり、ラフな動き |
| ワックス(ソフト〜ミディアム) | 束感・動き、キープ力 | 立体感、毛先のニュアンス |
| バーム | ツヤ+適度なセット力 | こなれた濡れ髪、軽い動き |
| スプレー | 固定・キープ | 仕上げ、崩したくない日 |
パーマ初心者には「オイル or バーム+ソフトワックス」の組み合わせが扱いやすく、失敗も少ないです。
基本の「付ける順番」
-
ベース剤(オイル or ミルク)
手のひらによく伸ばしてから、中間〜毛先 → 表面 → 前髪の順に。パサつきや広がりを抑え、パーマのカールをきれいに出しやすくします。 -
動きを出すワックス or バーム
少量を手に伸ばし、手ぐしで全体をもみ込むようになじませます。毛先を軽くつまむと束感が出てニュアンスが強調されます。 -
必要に応じてスプレーで固定
仕上がりを崩したくない前髪やトップに、20cm以上離して軽くふきかける程度で十分です。
仕上がり別のスタイリング剤の選び方
- ラフで抜け感のある仕上がりにしたい
→ ミルク or 軽めのオイル + ソフトワックス - 色気のある濡れ感を出したい
→ オイル or バームのみ、もしくはバーム多め+少量ワックス - ビジネス寄りで清潔感を出したい
→ ミルク+ミディアムワックス、スプレーは控えめにして固めすぎない
いずれの場合も、スタイリング剤は「足りなければ少しずつ足す」が鉄則です。最初から多く取りすぎると、ベタつきとボリュームダウンの原因になります。
忙しい朝でもできる時短アレンジ
忙しい朝は「全部しっかりセットする」のではなく、濡らす場所と動かす場所を絞ると一気に時短できます。前髪とトップだけを軽く濡らし、根元中心にドライヤーを当ててふんわりさせたら、手に伸ばしたスタイリング剤を前髪→トップ→サイドの順にサッとなじませます。全体を完璧に整えようとせず、「前から見たシルエットがキマっていればOK」と割り切るのが、忙しい朝でもニュアンスパーマをそれなりに仕上げるコツです。
失敗しないスタイリングの3つのコツ

ニュアンスパーマは、毎日のスタイリングの「考え方」を押さえるだけで一気に失敗しにくくなります。 とくに意識したいのは次の3点です。
- ドライヤーで根元から動きを仕込む
- ワックス・オイルの量を「少なめスタート」で調整する
- 前髪とトップだけで全体のシルエットを決める
この3つを習慣にすると、時間をかけなくてもパーマ特有のこなれ感が出しやすくなり、「うまく決まらない日」が大幅に減ります。次の見出しから、ひとつずつ具体的なやり方を解説します。
コツ1:ドライヤーで根元から動きを仕込む
根元の乾かし方で、ニュアンスパーマの完成度がほぼ決まります。毛先よりも先に「根元から立ち上げて向きを作る」ことが最重要ポイントです。
ドライヤー前の準備
タオルドライで水気をしっかり取ったあと、手ぐしで全体の毛流れを整えます。根元がびしょびしょの状態だと、いくら乾かしてもペタッとしやすくなるため、タオルで挟んで軽くたたくようにして水分を取ることが大切です。
根元に温風を当てて立ち上げる
ニュアンスパーマでは、まず前髪の生え際~トップの根元にドライヤーの温風を当てます。指で根元を軽くつまみながら、立ち上げたい方向に持ち上げて乾かすと、パーマのカールが自然に生かされます。分け目をつけたいセンターパートやアップバングの場合も、いきなり分けずに、いったん左右に振りながら根元をふんわりさせるとボリューム感が出ます。
8割ドライで止める
根元がふんわり立ち上がり、全体で8割ほど乾いた状態で乾かすのを止めると、パーマ特有のやわらかい質感が残しやすくなります。完全に乾かし切るとカールが伸びてパサつきやすくなるため、「根元はしっかり・毛先は少し湿りを残す」イメージで仕上げると、スタイリング剤がなじみやすくなり、ニュアンスのある動きが出しやすくなります。
コツ2:ワックスとオイルの適切な量と付け方
ワックスもオイルも「少なめスタート」が鉄則です。目安はショート〜ミディアムでワックスは第一関節分、オイルは1〜2滴ほど。足りなければ少しずつ足していきます。付ける順番は、軽さとツヤを出したいなら「オイル→ワックス」、しっかり束感とキープ力を出したいなら「ワックス→オイル」の順がおすすめです。
付け方は、まず手のひらと指の間にしっかり伸ばして「何も付いていないくらい」まで薄く広げてから、後ろ→サイド→トップ→前髪の順でなじませます。根元からベタッと付けると一気に重くなるため、オイルは中間〜毛先中心、ワックスは中間から少し根元寄りに指を通しながら付けると、ニュアンスパーマの動きがきれいに出やすくなります。
コツ3:前髪とトップだけで形を整える考え方
前髪とトップは、顔の印象とシルエットを決める“主役”のパーツです。ニュアンスパーマは前髪とトップさえ整えば、サイドやバックは多少ラフでもこなれて見えるため、忙しい朝はこの2か所にだけ集中する考え方が有効です。
具体的には、まずドライヤーでトップの根元を立ち上げてボリュームを作り、その流れに合わせて前髪の方向と割れ目を決めます。スタイリング剤も前髪→トップの順で薄くなじませ、毛先だけ軽くつまんで動きを出します。サイドと襟足は、残ったワックスを軽くなでて整える程度で十分です。こうした優先順位を決めておくと、短時間でもバランスの良いヘアスタイルに仕上がります。
ヘアスタイル別ニュアンスパーマのセット例

ニュアンスパーマは、同じパーマでも「ベースのヘアスタイル」でセットの手順や仕上がりが大きく変わります。マッシュ、センターパート、アップバングなど、自分のヘアスタイルに合ったセットの流れを押さえることで、毎朝迷わずに再現しやすくなります。
代表的な3スタイル(マッシュ/センターパート/アップバング)ごとの具体的なセット手順を解説します。自分の髪型に最も近いものをメインでチェックしつつ、「将来やってみたいスタイル」の項目も読んでおくと、次回のスタイルチェンジや美容室でのオーダーにも役立ちます。
マッシュニュアンスパーマのセット方法
マッシュのニュアンスパーマは、丸みを残しつつラフな動きを出すのがポイントです。タオルドライ後に前髪とトップの根元を立ち上げながら乾かし、毛先は握るようにドライすることで、パーマのカールがきれいに出ます。乾かしすぎるとパサついて広がるため、少ししっとり感が残る8〜9割乾きで止めると扱いやすくなります。
重くなりやすいマッシュには、柔らかめワックス+オイル(またはバーム)を少量ずつ使うと、動きと束感のバランスが取りやすいです。10円玉サイズのワックスを手のひらによく伸ばし、後頭部→サイド→トップ→前髪の順で揉み込むように付けます。最後に、指先に少量取り直して前髪の束をつまむと、ナチュラルな「こなれ感」が出ます。
マッシュの野暮ったさを避けるには、サイドのボリュームを抑え、トップと前髪にだけ高さと動きを出すことが重要です。仕上げにドライヤーの冷風または弱風を上から当てて、丸みのシルエットを整えながら表面だけ軽く整えると、丸いフォルムを保ちつつ立体感のあるニュアンスパーマに仕上がります。
センターパートの抜け感を出すセット
センターパートは「やりすぎない色気」を出したいメンズにおすすめです。ニュアンスパーマがかかっていれば、分け目を中心に根元を立ち上げて毛先は力を抜くことがポイントになります。
基本的な手順は以下の通りです:
- タオルドライ後、根元を中心に水分を残しつつ乾かす
- 黒目の内側〜内側あたりを目安に、センターより少しだけずらして分け目を取る
- ドライヤーを前から後ろに当て、分け目の根元を指でつまみながら立ち上げる
- 毛先は握り込むように弱風を当てて、カールをつぶさないよう乾かす
- セラム系オイルや軽めのワックスを少量、後頭部→サイド→前髪の順に薄くなじませる
前髪の毛先はあえて束を作りすぎず、隙間を残すと、抜け感のあるセンターパートに仕上がります。
アップバングで大人っぽく見せるセット手順
前髪を上げるアップバングは、ニュアンスパーマの動きを活かしつつ大人っぽさや清潔感を出したい男性におすすめです。ポイントは「立ち上げる位置」と「毛先の遊ばせ方」を分けて考えることです。
ベースを作る乾かし方:
1. タオルドライ後、前髪の生え際から後ろ方向にドライヤーの風を当てる
2. 片手で前髪の根元を持ち上げながら、根元だけをしっかり乾かす
3. トップは放射状に持ち上げて乾かし、後頭部は潰さないように風を当てる
根元をしっかり立ち上げておくと、少量のスタイリング剤でも形がキープしやすくなります。
ワックスとオイルで立ち上げ&ツヤをコントロール:
1. セット力強め〜中程度のワックスを人差し指第一関節分ほど取り、手のひらでしっかり伸ばす
2. まずはトップと後頭部に揉み込んでボリュームを作る
3. 手に残ったワックスを使い、前髪の中間〜毛先をつまむように持ち上げながら後ろへ流す
4. ツヤを出したい場合は、仕上げに少量のヘアオイルを指先で毛先だけに馴染ませる
大人っぽく見せる形の作り方として、おでこを全部出さず片側の生え際に少しだけ髪を残す、前髪は真上ではなく「斜め上〜斜め横」に流す、トップは一番高くなるポイントを黒目の外側ラインに設定するのがコツです。片側だけ少し落とす・流すことで、こなれた大人の雰囲気に寄せられます。
一日中崩れにくくするためのテクニック

スタイリング直後は良くても、時間とともに潰れたり広がったりしやすいのがニュアンスパーマの悩みです。ポイントは「仕込む→固定する→触りすぎない」の3ステップを徹底することです。
朝のスタイリングで意識したいこと
まずドライヤーで根元をしっかり立ち上げ、毛先は握り込むように乾かしてカールを記憶させます。そのあと、やや固まりやすいスタイリング剤を少量ずつ全体に薄くなじませ、最後に前髪とトップだけピンポイントで形を整えます。仕上げにハードスプレーを毛先中心に“ふわっと”かけると、柔らかさを保ったままキープ力が高まります。
日中に崩れにくくする生活上のコツ
スタイリング後は、前髪やトップを頻繁に手ぐしで触らないことが重要です。手の皮脂がつくとカールがダレやすくなります。満員電車やヘルメットで潰れやすい人は、根元を立たせた状態で固める・帽子やフードを長時間かぶらないといった意識も有効です。オフィスやトイレに小さめのワックスやスプレーを常備しておくと、つぶれた部分だけ軽く濡らしてドライヤー→少量スタイリング剤で簡単に復活させられます。
湿気や汗に強いスタイリング剤の選び方
湿気や汗に強いスタイリングを作るには、スタイリング剤の「水分・油分バランス」と「セット力・キープ力」をチェックすることが大切です。梅雨や夏場は、ウォーターベースより油分(ワックス・バーム・ジェル)の比率が高いものを選ぶと、パーマのカールが伸びにくくなります。香りが強すぎないものを選ぶと、汗と混ざったときの不快感も軽減できます。
| 条件 | おすすめの剤タイプ | 避けたいポイント |
|---|---|---|
| 湿気が多い日 | ハードワックス、ジェル、バーム | 水分多めミルクのみの単品使い |
| 汗をかきやすい通勤時 | ジェル+ハードスプレー | ツヤゼロの軽すぎるスプレーだけ |
| 自然なニュアンス重視 | 軽めワックス+オイル少量 | オイルのみでの仕上げ |
ニュアンスパーマでは、「ほどよいツヤ+中程度のセット力+仕上げにキープスプレー」を基準にすると、一日中崩れにくくなります。ドラッグストアで購入する場合は、「湿気に強い」「キープ力」「ハード」などの表記を目安にすると選びやすくなります。
外出先での簡単な手直しのやり方
外出先での手直しは、「水分+少量スタイリング剤」でパーマを復活させるイメージを持つと失敗しにくくなります。まず手を軽く湿らせて、気になる前髪とトップ部分を中心にパーマを揉み込むように握りながら形を戻します。その後、ワックスやバームを米粒〜小指の先ほどだけ取り、手のひらにしっかり伸ばし、毛先中心につまむように再セットすると、重くならずにニュアンスだけ整えられます。仕上げに櫛は使わず、指でラフにほぐしてシルエットを確認すると、やり過ぎ感のない自然な質感にまとまります。
ニュアンスパーマを長持ちさせるケア

ニュアンスパーマをきれいに保つには、サロンでの仕上がりを「守る」ケアが重要です。ダメージを減らしながらカールをキープできれば、持ちは1.5倍ほど変わることもあります。ポイントは「擦らない・乾かしすぎない・保湿を切らさない」の3つです。
具体的には、シャンプー時にガシガシこすらず、泡で包み込むように洗うこと、タオルで水分を取るときはゴシゴシ拭かずにポンポンと押さえるようにすることが大切です。また、自然乾燥はパサつきとダレの原因になるため、根元から8〜9割程度までドライヤーで乾かし、毛先は少し湿り気を残して保湿系のスタイリング剤やヘアオイルをなじませるとカールがきれいに出ます。
寝る前はワックスを必ず落とし、枕との摩擦を減らすために髪を前に流すか、ゆるくトップにまとめておくとカールのつぶれ防止に効果的です。「ダメージを増やさない」「保湿を続ける」この2点を意識するだけでも、ニュアンスパーマの寿命はしっかり伸ばせます。
シャンプー・トリートメントの選び方と頻度
ニュアンスパーマを長持ちさせるには、シャンプーとトリートメント選びがかなり重要です。「洗いすぎない」「強く洗わない」「保湿重視」の3つを意識すると、カールの持ちと質感が大きく変わります。
シャンプーは洗浄力がマイルドなアミノ酸系がおすすめで、頻度は基本1日1回まで。トリートメントは「セラミド」「ケラチン」「ホホバオイル」などが含まれているアイテムを選び、毎日のコンディショナーに加えて週2〜3回の集中トリートメントが目安です。
パーマのダレを早める日常のNG行動
パーマのカールが早くゆるむ原因の多くは、日常の何気ない習慣です。濡れた髪の放置、ゴシゴシ洗い、熱ダメージ、摩擦は、どれもパーマをダレさせる大きな要因になります。
代表的なNG行動は以下の通りです。
- 濡れたまま寝る・長時間放置する
- シャンプー時に爪を立ててゴシゴシ洗う
- 高温ドライヤーを近距離で長時間あてる
- 毎日アイロンやコテで強い熱を加える
- タオルで強くこする・ガシガシ拭く
- ハードなブラッシングや目の細かいクシで引っ張る
これらは髪内部の結合を壊し、パーマの弾力を失わせます。「濡れた状態を放置しない」「摩擦と熱を減らす」ことを徹底することが大切です。
メンズにおすすめのヘアケアアイテム例
ニュアンスパーマを長持ちさせるには、ダメージを抑えながら保湿できるアイテム選びが重要です。「洗いすぎない」「乾かしすぎない」「保湿を切らさない」の3点を意識して選ぶと失敗しにくくなります。
シャンプー・トリートメント
- アミノ酸系などのマイルドな洗浄成分のシャンプー
- 補修成分(ケラチン・セラミド・加水分解コラーゲンなど)入りトリートメント
例:バルクオム ザ シャンプー/トリートメント、ナプラ N. シアシャンプー モイスチャー
洗い流さないトリートメント・ヘアオイル
ドライ前は、パーマの乾燥を防ぐミルクタイプや軽めのオイルがおすすめです。パーマ後1〜2週間は、セット剤の前に必ず保湿剤を入れるとダレにくくなります。
例:ミルボン エルジューダ エマルジョン+、ナプラ N. ポリッシュオイル
スタイリング剤(ワックス・バーム・ムース)
ニュアンスパーマは、ツヤと程よいセット力が両立したスタイリング剤と相性が良いです。固すぎるワックスより、ソフトワックス+オイル/バームの組み合わせが使いやすくなります。
例:オーシャントリコ オーバードライブ、ナカノ スタイリング ワックス 3ライトハード、プロダクト ヘアワックス
頭皮ケアアイテム
土台となる頭皮環境が悪いと、パーマ後の抜け毛やボリュームダウンにつながります。皮脂詰まりが気になる場合は、週1回程度の頭皮用クレンジングを取り入れると効果的です。
例:ルベル クールオレンジ スキャルプコンディショナー、シーブリーズ 薬用育毛トニック
ニュアンスパーマは、強すぎないカールとラフな動きで"こなれ感"を出せる万能ヘアスタイルです。髪の長さやベースカット、美容室でのオーダーの仕方を押さえつつ、ドライヤーでの土台作り・ワックス&オイルの適量・前髪とトップのバランスという3つのコツを意識すれば、スタイリングは格段に安定します。さらに、ヘアスタイル別のセット例や湿気対策、パーマを長持ちさせるケアまで押さえることで、毎朝のスタイリング時間を短縮しながら、仕事でもプライベートでも「清潔感と色気」のあるヘアスタイルを再現しやすくなります。